三和紙工の技術力
箱といっても、四角形の一般的な箱ばかりではありません。中に何を入れるかによってその商品に最適な厚さ・強度・質・色味があります。お客様からお伺いした要望を確実に形にできるよう、常に技術・設備の向上を図っています。
作れない箱はない、そう言い切れる確信が三和紙工にはあります。
三和紙工の技術とは?
三和紙工の考える技術をピックアップしご紹介します。
求められる技術とは何か、を常に考え業務に取り組んでいます。
技術とは、設備である。
自社一貫体制を強固にするため、ほぼ毎年設備更新を行なっています。全工程の内製化を可能にすることで、お客様へのご提案・ご回答のスピードが上がり、柔軟な対応も可能にします。
技術とは、品質管理である。
製品によってどの設備がもっとも適しているかを熟練の判断を行い、製品の材質やロットに応じて調整を行います。
また、機械操作の最終確認時に必ず人の手を加え、折れなどの製品不良をチェックし徹底した品質管理を行います。
技術とは、環境整備である。
2022年8月、新たに建設したクリーンルームで製造を開始。
菌環境や粉塵発生をコントロールし、徹底的な衛生管理により、高品質な製品づくりを行っています。
技術とは、ネットワークである。
実績は作るものです。仮に当社技術で難しいご相談があったとしても、簡単にNOとは言いません。1974年の設立から培ってきたあらゆる製造ネットワークを活用し、お客様のご要望を実現する方法を検討し、可能にします。
設備工程紹介
一部の主要設備をご紹介します。毎年の更新により最新性能をもつ設備を導入しつつ、従来から使用し実績を積んできた既存設備をうまく活用しています。多数ある設備を使い分けることにより、お客様の納期や要望に合わせた効率の良い製造が可能です。
断裁・印刷
お客様の納期に合わせて複数台の断裁機とスリッターを稼働させます。人の目と機械の性能を掛け合わせて、正確な断裁作業を行っています。
断裁機
加工
CAD面加工機などの設備と熟練従業員の手作業も合わせ、製品の形状データに則った正確な抜き加工を実現します。また、ドイツ製自動箔押し機を複数台導入しており、納期やロットに合わせて柔軟な作業工程を確立できます。
CAD面加工機
シリンダー
打ち抜き・貼り
品質を大きく左右する加工技術。三和紙工の技術を最大限に発揮するのが、最新のトムソン加工や貼り加工です。
ケイ割れなどに繋がる耐久性に関する問題を解決する加工も行い、見た目、耐久性共に十分な製品製造を行います。
トムソン加工機
サックマシン(グルアー)
落丁・仕上げ
正確かつ生産効率を大きく向上させる設備と、人の手と目による細かい検品業務を行い、製品不具合がないかを入念に確認します。